2014年10月23日木曜日

11月の柳兼子愛用ピアノ展示BGM生演奏予定

 柳兼子が晩年愛用したグランドピアノ。それを使用した生BGM演奏。おかげさまで、ご好評をいただいております。生演奏を聴きながら展示を鑑賞、感じる空間。非常に素敵な時間を過ごせます。

 ご協力頂いているボランティアの方々は総勢約20名。皆さん経歴はさまざま。それぞれの人生ドラマが、演奏に込められているような気がします。

 寒い雨が降りしきる中、穏やかな音色を奏で、文学館を包み込み、あたたかい空間の中での展示鑑賞。またある時は、通りすがりの来館者がピアノの音に誘われてみたり、またある時は、即興の伴奏に合わせて季節の歌を歌い午後の楽しい時間を過ごしたり・・・
 




 










この生BGM演奏が始まってから、常連の方々はもちろん、初めて文学館を訪れてくださる方も増えました。

まさに出会いと絆です。
 
 柳宗悦が始める民藝運動へと続く道もこの我孫子では出会いと絆がありました。バーナード・リーチとの絆、リーチを介した濱田庄司との出会い、そして河井寛次郎との出会いにつながり、「民藝」の造語へと続きます。現在常設テーマ「民藝運動と我孫子」を開催中です。詳しくは、文学館HPをご覧ください。http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/21,52016,41,614,html
 
 
文学館での出会いと絆が、みなさんの明日に何かをもたらすかも(?)しれません。

 より多くの方々に文学館へ足を運んでいただき、明日もまた「新たな出会いがありますように」とスタッフ一同願っております。

 11月も開館日は休まず生BGM演奏を行う予定です。ぜひ穏やかな時間を過ごしに白樺文学館へお越しください。

開催日時は以下の通りです。

 時間はあくまで目安ですので、あらかじめご了承ください。直前で時間が変更になる場合がございます。なお現在もピアノ演奏ボランティアを随時募集しております。
詳細は白樺文学館(04-7169-8468)までお問い合わせください。

2014年10月18日土曜日

常設テーマ第2弾「民藝運動と我孫子」&柳兼子愛用ピアノ展示BGM演奏がはじまりました

 台風が過ぎ、いよいよ秋が深まってまいりました。今年も残すところあと2カ月半となりました。体調管理にはお気を付けください。

 さて久々の文学館だよりです。
10月1日より開催されています、常設展示リニューアル第2弾、「民藝運動と我孫子」です。
柳宗悦が我孫子に住んだことをきっかけに、志賀直哉、武者小路実篤が集まり、白樺派が集い、後の民藝の仲間となるバーナード・リーチは我孫子で作陶を行い、濱田庄司がリーチを訪ねてきます。
 リーチを介して出会った柳と濱田。この出会いこそが、後に京都へ移住した際に濱田の先輩である河井寛次郎に出会うきっかけとなります。
 柳、濱田、河井の3名で造語したものこそ「民藝」という言葉でした。






今回は、文学館所蔵の「民藝」の人々の作品を中心に展示しています。おなじみの作品から、久々に登場する作品もあります。是非新しくなった常設テーマ展をご覧ください。

そして10月より白樺文学館1階中展示室にて展示中の柳兼子晩年愛用のピアノを用いて
展示BGMとしての生演奏を開始しました。
 演奏者は市内在住者を中心に約20名の登録があり、多彩な顔ぶれです。



毎日通ってもまた新たな出会いがあります。兼子が愛したピアノの旋律に
包まれながら、出会いと絆を育んでいただければと思います。

10月は開館日は休まず演奏を行っていますので、是非合わせてご鑑賞ください。
日によって開始時間が異なりますので、詳細は直接文学館へお問い合わせください。

平成26年10月16日更新