2014年10月18日土曜日

常設テーマ第2弾「民藝運動と我孫子」&柳兼子愛用ピアノ展示BGM演奏がはじまりました

 台風が過ぎ、いよいよ秋が深まってまいりました。今年も残すところあと2カ月半となりました。体調管理にはお気を付けください。

 さて久々の文学館だよりです。
10月1日より開催されています、常設展示リニューアル第2弾、「民藝運動と我孫子」です。
柳宗悦が我孫子に住んだことをきっかけに、志賀直哉、武者小路実篤が集まり、白樺派が集い、後の民藝の仲間となるバーナード・リーチは我孫子で作陶を行い、濱田庄司がリーチを訪ねてきます。
 リーチを介して出会った柳と濱田。この出会いこそが、後に京都へ移住した際に濱田の先輩である河井寛次郎に出会うきっかけとなります。
 柳、濱田、河井の3名で造語したものこそ「民藝」という言葉でした。






今回は、文学館所蔵の「民藝」の人々の作品を中心に展示しています。おなじみの作品から、久々に登場する作品もあります。是非新しくなった常設テーマ展をご覧ください。

そして10月より白樺文学館1階中展示室にて展示中の柳兼子晩年愛用のピアノを用いて
展示BGMとしての生演奏を開始しました。
 演奏者は市内在住者を中心に約20名の登録があり、多彩な顔ぶれです。



毎日通ってもまた新たな出会いがあります。兼子が愛したピアノの旋律に
包まれながら、出会いと絆を育んでいただければと思います。

10月は開館日は休まず演奏を行っていますので、是非合わせてご鑑賞ください。
日によって開始時間が異なりますので、詳細は直接文学館へお問い合わせください。

平成26年10月16日更新