市立我孫子中学校の生徒2名が、職場体験実習のため来館しました。
1日目、まずは開館準備の清掃です。丁寧な仕事ぶりが見られました。
清掃の後は、レジなどの受付業務、館内整理作業など真剣に取り組んでいました。
2日目は清掃、受付業務のあと、フィールドワークということで近隣施設、史跡を巡りました。
まず旧村川別荘では、ボランティアガイドの方にご説明いただき、当時の手賀沼を思い浮かべながら村川別荘の趣ある建物をじっくり鑑賞しました。
旧村川別荘では、9月12日(金曜日)13日(土曜日)と「竹灯篭の夕べ」を開催予定です。
別荘内に自生する竹を利用した幻想的な約600本の竹灯篭のライトアップの中で、初日はSPレコード鑑賞、2日目はコカリナの生演奏をお聴きいただけます。詳しくは旧村川別荘竹灯篭の夕べのページをご覧ください。
次に向かったのは杉村楚人冠記念館です。
当時の建物がそのまま残っている楚人冠記念館。関東大震災以後に建てられたということで耐震を考えるさまざまなものがあります。本棚、タンスなどなど是非足を運んでみてはいかがでしょうか。実習生も学芸員の説明に聞き入っていました。
最後に白樺派の一人、柳宗悦が暮らした三樹荘、そして旧嘉納治五郎邸(現天神山公園)などを散策し、文学館に戻りました。
短い期間ではありましたが、文学館の業務をはじめ、白樺派、民藝の人々、また市内に残る旧跡を訪ね、我孫子について知ることができた実習となりました。